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このセクションの内容
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生産に関連する問題が生じた場合、必要に応じて簡単に変更したい、しかし削除して別の構造(同じようなものであっても)と交換する必要はなくしたいという場合があります。このような場合に柔軟に対応できるよう、生産関連の状況に応じて必要な特定の場合にのみ表示されるというコンポーネントを使用できます。次に示す事例では、パラメータの値が大きすぎて構造が適切に生産できないかもしれないという場合に、あるコンポーネントを表示します。
構造内のコンポーネントの存在は、パラメータHの値とリンクしています。Hの値が大きくなりすぎた場合に、斜めになった2本の折り目線が交差しないように、構造を変更して生産に関連するリスクを防ぐコンポーネントが追加されています。ここで注意することは、コンポーネントは構造の一部であるが、パラメータHがある特定の値になった場合にのみ実体化するという点です。コンポーネントがHの値の変化に応じてどの時点で表示されるかは、条件付き表示のプロパティを通じて制御されます。このプロパティは、本質として「この場合にはコンポーネントを表示する」というルールです。それ以外の場合、コンポーネントは使用できません。
表示条件は、個別のコンポーネントと複合コンポーネントに対して設定できます。
表示条件は次のようなタイミングで設定できます。
表示する条件には次のようなものがあります。
以下では2通りの方法を説明します。
コンポーネントの表示条件を設定するには
表示条件を設定するには、次のような2通りの方法があります。(1) 表示状態を手動で設定する方法と、(2) パラメータの条件をコンポーネント内で設定する方法です。
コンポーネントが表示されるかどうかは、[コンポーネントプロパティ]ダイアログボックスを閉じなくてもテストできます。
[コンポーネントプロパティ]ダイアログボックスに条件を入力した後、[適用]をクリックします。ダイアログボックスは閉じませんが、プログラムは条件のテストを実行し、その結果を[次の場合に表示]フィールドの右に表示します。以下の3つの状態があります:
表示の条件を設定する際に、比較演算子と算術演算子を使用できます(図)。
以下の記号を使用できます。
= |
等しい |
1!= または <> |
等しくない |
< |
より小さい |
<= |
より小さいか等しい |
> |
より大きい |
>= |
より大きいか等しい |
|| |
論理和 |
&& |
論理積 |
算術演算子 |
加算、減算、乗算、除算 |
非表示のコンポーネントをもう一度表示するには、2通りの方法があります。
表示を手動で設定している場合:表領域で (1) [レイヤー & オブジェクト]タブをクリックしてから、[オブジェクト]セクションでコンポーネントを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。(2) ダイアログボックスで[次の場合に表示]を「Yes」に変更します。
表示を式で制御している場合:表示を制御するパラメータの値を変更して、表示する条件を満たすようにします。たとえば、パラメータの値を変更します。選択パラメータの場合は別の値を変更します。
表示条件を適用して非表示になっているオブジェクト(つまり、[条件付きで表示]プロパティが「No」に設定されているオブジェクト)は、エクスポートも印刷もできません。
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