オブジェクトの分割

ツーセグメントスタイル・パターンに基づくか、または多数の等長セグメント化かのいずれかの方法でオブジェクトを分割することにより、一つまたは数個のオブジェクトを切り離して別々のオブジェクトにすることができます。基本的に、オブジェクトの分割は、 複製または隣接オブジェクトのマージ の逆の操作です。

パターンによるオブジェクトの分割

選択したパターンに従ってオブジェクトを分割できます。オブジェクトを分割するに際し、2つのスタイル(Style1およびStyle2)と2つの長さの値(Length1およびLength2)を保持したツーセグメント・パターンを決めます。それぞれ、2つのセグメントタイプに対して。完全なパターンは同じセグメントタイプで開始、および終了します。

不完全パターンの修正

最端のセグメントが短かすぎ、パターン分割を不完全にするようなケースが発生する可能性があります。例えば、8 mm長の直線を、Length1=5 mmおよびLength2=1 mmのパターンに分割する場合。

より長い終端を使うことで不規則パターンを修正し、最端のセグメントに隣接したより短いセグメントを伸長します。注記:修正されたパターンでは、二番目のセグメントタイプで開始および終了します。

不完全パターンの修正

最端のセグメントが短かすぎ、パターン分割を不完全にするようなケースが発生する可能性があります。例えば、8 mm長の直線を、Length1=5 mmおよびLength2=1 mmのパターンに分割する場合。

より長い終端を使うことで不規則パターンを修正し、最端のセグメントに隣接したより短いセグメントを伸長します。注記:修正されたパターンでは、二番目のセグメントタイプで開始および終了します。

なぜそれを使いますか?

より長い終端による修正はパーフォレーティング・オブジェクトの分割に役立ちます。通常、これは、二番目のセグメントタイプのスタイルをCuttingに、また一番目のセグメントタイプのスタイルを<none>に設定することで達成されます。 これにより、Cuttingおよびブランクセグメントが交互に生成します。しかし、セグメントタイプの長さの値のために、Package Designerが二番目のセグメントタイプの最端セグメントを配置できない可能性があります。このようなケースでは、より長い末端を許容します。Package Designerは、二番目のセグメントタイプの最端部で、元のセットより長いセグメントを作成します。引用例では、最端(開始および終了)セグメントはCuttingスタイルとなっています。

数によるオブジェクトの分割

パターンによるものとは別に、オブジェクトを固定数の別々の等長セグメントに切り離すこともできます。2つのセグメントタイプに対し、スタイルを決めることができます;元のオブジェクトの全長を指定の数で割ることによって、全生成セグメントの長さは自動的に計算されます。

数でオブジェクトを分割する場合は、生成するセグメントの数を選択します。2つのスタイルがあります。Style1およびStyle2。全セグメントの長さは等しく、元のオブジェクトの全長を指定の数で割ることによって、自動的に計算されます。分割パターンは、常にStyle2のセグメントタイプから始まります。

分割マーク

生成セグメント間の交差点に分離線セグメント(分離マーク)を挿入することができます。それは元の直線に垂直に、または円弧に接して配置されます。分離マークは、金型製作で刃の位置を示すマークとしても使えます。

オブジェクトの分割

  1. 分割したいオブジェクトを選択します。
  2. 以下の操作のいずれかを実行します。

Split Object Properties ダイアログが表示されます。

By pattern パターンによる分割を設定します。選択された直線または曲線がそれ自身の長さとスタイルをもつ2つのタイプのセグメントから構成される交互セグメントのパターンに区分されます。

By number 番号により分割を設定します。選択された直線または円弧が一連の交代セグメント(等しい長さとそれぞれそれ自身のスタイルをもつ2つのセグメントタイプ)に区分されます。セグメントの長さは、最初のオブジェクトの全長を指定セグメントの個数で割ることにより計算されます。たとえば、10 mmの長さの線分があり、5セグメントを指定すると、この直線は、それぞれ、2 mmの長さをもつ5個のセグメントに分割されます。

パターン

Length 1 Byパターンモードのみ。分割パターン中の最初のセグメントタイプの長さを設定します。

Length 1 Style 分割パターン中の最初のセグメントタイプのスタイルを設定します。

Length 2 Byパターンモードのみ。分割パターン中の第2のセグメントタイプの長さを設定します。ほとんどの場合、このセグメントタイプでパターンが開始・終了します。

Length 2 Style 分割パターン中の第2のセグメントタイプのスタイルを設定します。ほとんどの場合、このセグメントタイプでパターンが開始・終了します。

Allow longer ends Byパターンモードのみ。パターン計算から生じた不完全な末端のセグメントを修正します。

Separation marks Separationマークが、分割手順から生じたセグメント間のすべての交点において、最初の直線または円弧に垂直に配置された線分であることを示します。Separationマークは、セグメントが接続される場所を指示します。

Length Separationマークの長さを設定します。

Style Separationマーク直線のスタイルを設定します。

  1. 分割モードを選択します:By pattern、または、By number。
  2. (By number only) By numberにセグメントの数を入力します。
  3. (By pattern only) Patternの下のLength 1 と Length 2 に長さを設定します。
  4. Pattern下で、オブジェクトを分割する2つのセグメントタイプに対するスタイルを設定します。ブランクセグメントの場合は、<none>を選択します。
  5. (By patternよる選択のオプション)短い最端セグメントを修正するには、Allow longer ends チェックボックスを選択します。
  6. (オプション)分離マークを使うには、Separation marks チェックボックスを選択します。Lengthに長さの数値を入力します;スタイルボックスで分離マークのスタイルを選択します。